PC電源ファン交換
- kualris
- 2019年2月23日
- 読了時間: 3分
Acer Aspire M3920修理
電源ファンの軸がダメになったか、ファンから酷い音が出るようになってしまった。
何故か、背面の電源部をドライバーの柄などでコツンとやると静かになってしまう。
これが数年前から起こっていたのだが、スリープから起こしたときや、電源を入れるたびにいちいち立ち上がってPCの背面を叩かないといけないのにもうんざりしてしまい、電源を交換してしまおうかとも思ったのだが、古いPCに新品の電源を入れる予算を考えると、PCを新しくしてしまったほうがいいと考えて、DELL OptiPlex3040を中古で購入して使ってみた。
その後の話はすでに過去の記事で書いてあるので端折ることにして・・・・
新しく組んだPCがすっかり通常運転に入ったので、心にゆとりもできていよいよAspire M3920の電源部分を修理してみることにした。

写真は、ファン交換が終わった状態だが、赤丸の部分の黒いシールは封印テープ。つまり危険だから分解するなという警告みたいなもの。
普通は、この部品を開けて直すなんてことはしないわけだ。

当時このPCを選んだ理由のひとつにこの電源の容量があった。シンプルなPCながら80PLUS/500Wの電源が使われていた。
なので、この電源を捨てるというのはなんとももったいない気がして、多少の無理は承知で分解に踏み切ったというわけだ。

やると決めたら、ためらっていても仕方ないので配線を切って取り外す。

Aspire M3920付属電源についていたファンがこれ。
インターネットで仕様を調べてみると、RPM : 2200 +/- 10 %とある。
そこで、それに準じたものを探してみた。
選んだのは
Owltech OWL-FE0825M-BK ケース用DCファン 2ボールベアリング 80mm× 25mm厚(標準タイプ)
2500rpm/28dBA

PCが壊れてもファンだけは使えるかも?というまた余計なことを考え、ファン側の端子は切らずに残し、サンワサプライ SANWA SUPPLYTK-PW75 /電源延長ケーブル(0.25m)を別にかって付けることにした。
200円ぐらいのものなので両方合わせても1000円程度と修理代としては無難な額になったと思う。
黄色はセンサー端子なので単独で、あとは単純に赤黒をそれそぞれ結線するだけだ。

次は、電源ユニットにファンを固定する。
これまで使われていたネジは合わないので、ファンに付属してきたネジを使い取り付ける。

カバーを取り付けたら作業はほぼ完了、
無駄に長い配線になったので、電源内部の熱を持つ部品に触れないよう、またせっかくファンを交換したのだからエアフローの邪魔にならないような位置に配線を固定しながらカバーを付ける。

これで電源ユニットのファン交換は完了。
余談だが、電源ユニットを外すためにはDVDドライブを一旦外して前にずらす必要があったため、フロントパネルを外さなくてはいけなかった。
ところがこのPCのフロントパネルは爪が強力で、外すのに一苦労してしまった。
というか、ガタガタとやっているうちに6本あるうちの2本の爪を壊してしまった。
奥と手前と一つずつ壊れてくれたおかげで、少しフロントパネルがゆるくなってしまったが、付け外しは楽になった(笑)
使用上は特に問題はないが、あまりありがたくない失敗になってしまった。
さて交換後のレビューとしては、ファンの音はもちろん静かになった。静音ファンではないので無音で動くということはないのだが、CPUファンも古くなりそれなりに音が出ているため、交換した電源ファンの音は気にならないという感じである。
肝心な風だが、とてもいい感じで排気されていて、機能としては全く問題なさそうである。
せっかくボールベアリング仕様のものを選んだので、長持ちしてもらいたいと思う半面、PC自体の寿命も近いのではと思ったりもする。
いずれにせよ、修理に失敗して壊してしまわずによかった(笑)
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