チヌ 40㎝
- kualris
- 2019年4月22日
- 読了時間: 2分
毎晩空を見上げて、お月さまの満ち欠けを眺めていた。
満月が近づいてくると、潮もよくなるので何を釣りにどこに行くか思いを巡らせて過ごしてきた。
何度も釣り場を見て回り良さそうな場所に見当をつけてきたが、この辺りの釣り場は深場がなく足元はどこも一ヒロ程度しかない。黒鯛は神経質な魚だから浅いと人が見えて釣りにならない。だから深場をずっと探していた。
昨年の夏、糸魚川市の沿岸で良い型の黒鯛を釣っている人を見かけて、話をしているうちに釣った黒鯛を頂いてしまったということがあった。その釣り場は、砂浜からテトラに上って行って釣らなくてはいけない場所で、私には行くのが無理だと思われたので釣り場を実際に見ることはできなかった。
それから、その周辺を細かく見て回ったが、どう想像しても深場などない。
今年になってから、場所選びでこれ以上悩んでいたら竿を出す前に良い潮時を失ってしまう。
そう思ったので、今日は釣りやすいとか、釣れそうという場所ではなく、自分で行けそうな場所を絞ってでかけてみた。
テトラの上から見た限りでは、砂地が透けて見えてとても黒鯛が釣れそうな感じはなかったが、そこから見える他の場所も、たいしてタナは変わらないようにみえたので「昨年釣っていた人がいたんだから、沖に払い出している場所なら釣れるのかも」と釣りを始めてみた。
足元には、フグがちらほら泳いでいるのが見えた。
小一時間やってみたが何の反応も音沙汰もないので、やはりだめかと思ったが、最期の一投と思って降った竿にいきなり食ってきた。
いやはや、人間の想像なんてのは、どんなに歳を重ねても実際の結果とはかけ離れたりするものなのかと嬉しい誤算でドキドキした。
今日は釣れないだろうと思い、タモ網がけっこう重いのでいったん車においてロッドケースの支度をしたのだが、万が一、と思いたってタモ網をロッドケースに入れなおした。
釣りを始めるときも、とりあえずたも網はあればいいか、とも思ったのだが、またしても持ってきて使えなかったでは情けないので、網を付けて準備をした。
もう、いい釣りは何年もできていなかったのでタモ網の出番はなかったのだが、今日はきっちり仕事をしてくれた。
今日は大潮の4日目、二度目の満潮から潮が引き始めた時間帯(16時30分頃)だった。
週末から潮がよくなっていたので出かけたかったが、どこの釣り場も人だらけで、私はあまり人が多い日に釣りをするのは好きじゃなくて、いい天気だと思いながらもスルーして今日になった。
釣りはやっぱりこうでなくては ^^
何年かぶりで良い釣りになった。


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